1 : island時代
1983年、The Art Of Noise
から始まったZTT。
この頃はすでにCDは存在していたものの、まだアナログレコード全盛。 そうした時代に、シングルでもアルバムでもない12インチを最重要アイテムにした戦略で大成功したのがZTT。 ZTT以前にも内容のいい12インチはあったけれどもその多くは"Extended Version"(シングル引き伸ばしバージョン)で、12インチをあらかじめ念頭に置いて作られたものはほとんどなかったと思う。
1980年代後期、アナログからCDへと急速に移り変わる時代にZTTの第1期も終わる。
* カタログナンバー ZTTはカタログナンバーに独特のこだわりがあり、基本的にはAction Seriesという体系付けられた番号がつけられている。シングルはZTAS(12インチなら12ZTAS)に続いてAction Series番号そのまま(12ZTAS1等)だが、アルバムの場合はZTTIQで始まる番号がついているにもかかわらず、ジャケット等で別にAction Seriesの番号が定義付けられている。 そのほか、ASに収まらないと思われるより前衛的なアーチスト(Art of Noise等)についてはIS(Incidental Series)やPS(Perfect Series?)といった別系統のカタログナンバーを当初は用意していたが、徐々にその差があいまいとなり、ASに収束していったようだ。
2 : wea時代
1988年、不死鳥のごとくよみがえり、808STATEやSEALを輩出。
世の中はついにCD時代。レコード店から急速にアナログレコードの棚が消えていった時代。 ZTTのリリースもアナログ、CDほぼ同時に両方リリースするのが当たり前になるが、アナログとCDで別バージョンだったりするのがZTT。
* カタログナンバー この時代は、シングルがZANG、アルバムがZTTの接頭辞でそれぞれナンバリングされている。 ZANGには欠番がいくつかあるようだ(promo盤?)。また、アルバムLPでは明記されているカタログナンバーが、なぜかアルバムCDでは明記されていない。 この頃からレコードやCDにバーコードがほぼ必ずつくようになる。 ちなみに、この時代のバーコードの番号末尾は、0が12インチ(7インチも?)、1がLP、2はCD(シングル、アルバム問わず)になってます。
3 : Universal時代
1998年、ユニバーサルと契約。
CD、そしてインターネットが当たり前の時代。 なんといってもインターネットは便利。ZTTの新譜はZTTのサイトで買えばいいし、中古レコードはWebで探せばいいし、本当に外国でのお買い物が身近になった。
* カタログナンバー シングル、アルバムともZTTの接頭辞で始まるカタログナンバーになる。 最初のリリースはZTT1からではなく、ZTT98から。これは1998年だったかららしい。
4 : 21世紀のZTT
21世紀のZTTには、もはや全盛期(前世紀)を振り返るしかないのか?
!
|