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Obscure レーベル


Obscureレーベルは、ブライアン・イーノがAMBIENTシリーズより前、70年代後半に作ったレーベルです。全部で10枚のアルバムがあります。

アンビエント・シリーズを聞いて同じような音を求める人には、期待する音と少しちがうかもしれません。内容はどちらかというと現代音楽、実験的な音楽といった感触です。
ENO、PENGUIN CAFE、HAROLD BUDDあたりから聴き始めるのがオススメです。

どんな内容かを知るには、Obscureシリーズ10枚すべての紹介が載っている書籍「波の記譜法 - 環境音楽とは何か -」(時事通信社 1986 ISBN:4788786079)を読むのがベストですが、Amazon.co.jpで検索したら残念、「現在、在庫切れです。」でした。

 


Obscure No.1
 
THE SINKING OF THE TITANIC
GAVIN BRYARS

 

 

CDVE938
7243 8 45970 2 3

A面の「タイタニック号の沈没」、B面の「イエスの血は決して私を見捨てない」は、別バージョンでそれぞれCD化されています。
このObscureバージョンはマスターを紛失して再発不可能といわれていたのですが、無事マスターを発見できたようでリマスターされて再発されました。
ジャケットは、Russell MillsによるオリジナルジャケットのRemixバージョン。
 


Obscure No.2 ENSEMBLE PIECES
CHRISTOPHER HOBBS /JOHN ADAMS / GAVIN BRYERS

 

 

 

未CD化。
邦題「アンサンブル曲集」。A面がChristopher hobbsの"ARAN"とJohn Adamsの"American Standard"、B面がChristopher Hobbsの"McCRIMMON WILL NEVER RETURN"、Gavin Bryersの"1, 2, 1-2-3-4"という構成です。
 


Obscure No.3 DISCREET MUSIC
BRIAN ENO

 

 

VJCP-68702

音は"ANOTHER GREEN WORLD"と"MUSIC FOR AIRPORTS"の中間でしょうか。
B面の「パッヘルベルのカノン」のアレンジもいいですが、僕はその後のアンビエント路線を予感させる表題曲のA面が好きです。
2004年、オリジナルジャケットで再発されました。日本盤は紙ジャケ。輸入盤はDigiPack仕様でCCCD(CCCDじゃないのもあるらしい?)。
 


Obscure No.4
NEW AND REDISCOVERED MUSICAL INSTRUMENTS
DAVID TOOP / MAX EASTLEY

 

  CDOVD478

A面:Max Eastley、B面:David Toopによるオリジナル楽器の「音」。
 


Obscure No.5 VOICES AND INSTRUMENTS
JAN STEELE / JOHN CAGE

 

   

未CD化。
A面はJan Steele、B面はJohn Cageの作品。
 


Obscure No.6
DECAY MUSIC
MICHAEL NYMAN

 

  7243 5 76630 2 1
 

オフィシャルサイトのディスコグラフィーによると、Michael Nymanの初レコード化音源らしいです。
最近再発されたCDは、オリジナルのLPでは未収録の"1-100 (Faster Decay)も収録。ジャケットは"THE SINKING OF TITANIC"同様、Russell Millsによるものです。
DigiPack仕様でCopy Controlled CD。
 


Obscure No.7 MUSIC FROM THE PENGUIN CAFE
PENGUIN CAFE ORCHESTRA

 

   

ペンギン・カフェ・オーケストラ(レーベルでのアーチスト表記は"SIMON JEFFES"個人)の1stアルバム。
もしかしたらObscure最大の功績は、このペンギン・カフェ・オーケストラを見出したことかもしれません。このシリーズの中ではおそらく一番売れたアルバムです。
 


Obscure No.8 MACHINE MUSIC
JOHN WHITE / GAVIAN BRYERS

 

   

未CD化。
文字通りの"MACHINE"とはちょっとちがう、素朴な音源を用いたミニマルっぽい音楽。
 


Obscure No.9 IRMA - AN OPERA
TOM PHILLIPS / GAVIN BRYERS / FRED ORTON

 

   

未CD化。
このシリーズの中で、僕が唯一未聴のアルバム。
 


Obscure No.10
THE PAVILION OF DREAMS
HAROLD BUDD

 

 

EECD30

AMBIENT2でイーノと共作した Harold Budd、70年代前半の作品群。
僕の持っているCDはUS盤でCaroline Recordsから発売されたものです。

 


 

ジャケットについて

Obscureのオリジナルジャケットは10枚すべてが統一されたデザインで、『「薄暗い」街の風景に四角く切り取られた明るい断片がある( この四角い断片だけが10枚それぞれ違っている)』という、地味ながらまさにオブスキュアな雰囲気そのものの味わいがあるジャケットでした。
現在、 "NEW AND REDISCOVERED MUSICAL INSTRUMENTS"だけが、オリジナルジャケットでCDになっています。

その後、80年代にポリドールから再発(日本でも発売されてました)された頃、まず "DISCREET MUSIC" と "THE PAVILION OF DREAMS"の2枚が新しいデザイン(現在のCDと同じ)に変わり、その後順次それに合せて統一されたようです。例外は "MUSIC FROM THE PENGUIN CAFE" で、これだけは「ペンギンイラスト」に変わりました。このイラストの元絵は、オリジナルジャケットの裏ジャケで使われていたものです。

比較的最近再発された "THE SINKING OF THE TITANIC" と "DECAY MUSIC" は、オリジナルデザインをもとにRussell Millsがアレンジしたものになっています。
オリジナルと比べるとずいぶん派手な感じですが、これはこれで「現在」に合っている気もします。


僕の持ってるEnoのLP"On Land"のインナースリーブにある再発カタログ。
上段がAMBIENT4作。その下がObscureの10作。

 


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